クローン病で就職をするということ
秋がいつから始まるのか気になった。2019年の秋は、9月23日から始まるらしい。
あっという間に夏が過ぎていく。海も、花火も、屋台も行かなかった。来年の夏はもっとエンジョイしたい。もっとアクティブに過ごせたらと思う。
明日サポートステーションに行く。サポートステーションっていうのは、これから働こうと思っている無職やニートの相談に乗ってくれる場所。求人紹介はしてくれないけど、相談に乗ってくれる。電話で予約を取った時、応対してくれた人がたまたま自分と同じ病気ということが分かった。すごい確率。
俺は今、働くという大きな大きなトンネルの入り口を潜り抜けようとしている。果たして順調にそのトンネルを潜り抜けることが出来るのか、俺には分からない。運よく切り抜けられたとしても、その過酷な環境からすぐに逃げ出してしまうかもしれない。
だからこそ、自分と同じ病気を持っている人が、どのように社会と付き合ってきたのか知りたい。あの人はどのように病気と向き合ってきたのか。
明日自分を担当してくれる人が誰なのかは分からない。その人が担当だという保証はない。サポートステーションの人は、利用者にとって最適な相談スタッフを選んでくれるみたいだけど、サポートステーションの人が違う人が適任だと思ったらその人が俺の担当になるだろう。
ただ、仮に明日会う相談スタッフがその人じゃなくても、その人であったとしても、結局俺はバイトをするという選択肢をとると思う。その選択肢を正しいと信じる度合いが変わるだけで、結局俺はその道を選ぶような気がする。
働きたいと思っている会社が一つだけある。そこではバイトも募集している。そこで正社員登用を目指しながらバイトをすることが、なんとなく今の自分がとるべき最善の道のような気がする。どの道が正しいのかも、何を判断材料にしてよいのかも、あまりよく分からない。分からないけど、8月半ばに就職を意識してから、いろんな支援団体に行った。そういった過程で、自ずと一つの選択肢に狭まっていった。結局働いてみなければ、働くということの実情も分からない。すべてが不確定で、あやふやで、朧気だけど「今は進まなければ」という意識がある。
アニメやゲームが好きだった。漫画もよく読んでたし、海外ドラマも好きだった。最近はそのどれも熱中できなくなってしまった。家にいてもやることがない。こんな意気消沈した状態で動き出すのが正しいのかも分からない。ただ、今は出来るだけ前に進みたい。バイト、ある人は「26歳でバイト(笑)」と笑うかもしれない。事実その通りかもしれない。でも結局、俺はそこを起点にして始めない限り、クローン病として自立することは出来ないだろう。
とりあえず明日、サポステに行って何か今後の自分の指針となるようなものを見つけられたらと思う。